朝鮮分断の起源

独立と統一の相克

朝鮮分断の起源
著者 小此木 政夫
出版社 慶應義塾大学出版会
ジャンル 本(日本発行)アジア > 韓国・朝鮮 > 歴史・地理
シリーズ 慶應義塾大学法学研究会叢書
出版年月日 2018/10/12
ISBN 9784766425451
判型・ページ数 A5・572ページ
定価 本体8,000円+税
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朝鮮半島はなぜ分断されたのか?
第二次世界大戦と米ソ冷戦という二つの大戦争の狭間に生まれた朝鮮分断の悲劇とは何だったのか。
連合国宣言やカイロ宣言に象徴される米国の理念政治VS.地政学的な不安に脅えるソ連の現実政治。
その対立に翻弄される小国の独立と統一 ― 朝鮮分断とは、独立と統一の相克だった。
大日本帝国の崩壊と三八度線の設定後、米ソの狭間で、南北朝鮮の指導者たちはいかに行動したのか。
国際政治と地域政治の交錯を背景に、民族と国家が織りなす過酷な現代政治のドラマを緻密に描き出した、待望の論考。
プロローグ――朝鮮分断とは何か
第一章 朝鮮独立問題と信託統治構想――民族自決主義の国際政治
第二章 三八度線設定の地政学――米国の対日軍事戦略と国際政治
第三章 南朝鮮解放の政治力学――米軍進駐と左右対立の構図
第四章 李承晩・金九の帰国と域内政治の再編成――三つの統一戦線運動の展開
第五章 ソ連軍の北朝鮮占領と金日成の台頭――民族統一戦線と独自共産党の形成
第六章 冷戦の開始と分断への道――単独行動と新しい政治統合
エピローグ――理念の世界と現実の世界

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