上海モダン『良友』画報の世界

上海モダン『良友』画報の世界
著者 孫 安石
菊池 敏夫
中村 みどり
出版社 勉誠出版
ジャンル 本(日本発行)中国 > 中国 > 風俗・民族
シリーズ 神奈川大学言語研究センター叢書
出版年月日 2018/03/20
ISBN 9784585222088
判型・ページ数 A5・487ページ
定価 本体6,800円+税
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1920~1940年代に中国で刊行されていた雑誌『良友』画報には、文学や映画、演劇、美術、芸術だけでなく政治や産業、スポーツや旅行、食文化といった幅広い記事が、多くの写真とともに掲載されていた。戦争と革命の時代に刊行され、中国の都市はもちろん、アジア、欧米にまで広く流通していたグラフ雑誌から、大衆消費社会到来の様相と、当時の人々の日常生活を読み解く。
序文に代えて―上海モダンへの誘い
第一部 『良友』画報を読み解く
 良友全国撮影旅行団と『中華景象』の刊行―撮影と近代国家の発見…孫安石
  【コラム】中国のロバート・キャパ―王小亭…中田崇
 『良友』画報と「大上海計画」…陳祖恩
  【コラム】上海租界の鉄門(1925~1946年)と『戦時画刊』…馬軍
 『良友』画報と読者の声…孫慧敏
  【コラム】『良友』と音楽楽譜の出版について…孫安石
 新文学と商業メディアの交錯―『良友』画報と鄭伯奇および現代派の作家たち…中村みどり
  【コラム】良友公司と丁玲…江上幸子
 『良友』に命を吹き込む―編集者、万籟鳴の仕事…城山拓也
 『良友』の表紙に見るモダン・デザインの受容…田島奈都子
第二部 『良友』画報の経営とその周辺
 良友公司の会社経営と組織の再生…林美莉
  【コラム】『良友』にみる食文化について…岩間一弘
 『良友』画報の海外販売網―「上海版」から「海外版」への連続と断絶…村井寛志
  【コラム】戦時宣伝としての『良友』画報―日本側の史料の紹介及び批判…高綱博文
 『良友』画報と『申報図画週刊』…菊池敏夫
  【コラム】アンナ・メイ・ウォンの「帰郷」―一九三六年の中国への旅…鈴木直子
 もう一つの『良友』―梁得所と画報『大衆』について…森平崇文
  【コラム】画報の母―梁得所…みずのとう
 画報と画家―『良友』画報にみる嶺南画派の画家たち…呉孟晋
 『良友』画報と『日本人生活』における日本表象…石川照子
第三部 資料編
 『良友』画報の総目次
 『良友』画報における飲食関連記事目次
 『良友』画報における演劇関連記事目次
 『良友』画報における美術関連記事目次

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