日朝関係史

日朝関係史
著者 関 周一
出版社 吉川弘文館
ジャンル 本(日本発行)アジア > 韓国・朝鮮 > 国際・外交・対日関係
出版年月日 2017/02/20
ISBN 9784642083089
判型・ページ数 4-6・402ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり

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活発な通交・貿易、そして戦争と断絶…。古来、日本列島と朝鮮半島は、国境を史的境界としない多様・多元的な移動や交流があり、王権・国家のあり方や対外関係に大きな影響を与えてきた。律令国家群の形成と展開、秀吉の「唐入り」、日韓国交正常化交渉など、双方の関係を東アジア内の広範な交流にも触れつつ解明。広域史の視点から見つめ直す。

Ⅰ 古代東アジアの国際関係と交流…河内春人
 一 倭国と朝鮮三国の登場
 二 律令国家群の形成と展開
 三 解体する東アジアとその再編
 コラム 渤海の裴璆と後唐の姚坤―二人の使者からみる国際情勢―…澤本光弘
Ⅱ 中世東アジア海域と日朝関係…関周一
 一 日麗関係と海商
 二 モンゴルの脅威と高麗・日本
 三 前期倭寇と日麗関係
 四 日朝通交関係と倭人
 五 対馬の朝鮮通交独占から豊臣秀吉の「唐入り」へ
 六 中世日朝関係から近世日朝関係へ
 コラム 偽造された国書
Ⅲ 近世の日朝関係とその変容…木村直也
 一 江戸時代の「交隣」関係と対馬藩
 二 近世中・後期の日朝関係の変質
 三 幕末の日朝関係―「交隣」の崩壊へ―
 四 日朝関係の転回―「交隣」から「征韓」へ
 コラム 雨森芳洲と「誠信之交」
Ⅳ 近代東アジアのなかの日朝関係…松田利彦
 一 朝鮮の開国
 二 日清・日露戦争
 三 朝鮮植民地支配
 コラム 在外朝鮮人
Ⅴ 敗戦・解放から交流へ…太田修
 一 東アジア冷戦の形成と日本と朝鮮半島
 二 冷戦下の日韓・日朝関係
 三 冷戦の崩壊と日韓・日朝関係
 コラム ヘイトスピーチと在日朝鮮人

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